新海誠作品を全部見た感想
お久しぶりです。
記事を書くとか言いつつ、約1ヶ月も放置していました。
ブログをどんな風にしようかと考えている最中に、時間が過ぎちゃいました。
迷ってても仕方がないということで、とりあえず書いていくことにしました。
記念すべき1つ目の記事の内容は
新海誠作品
の感想について書いていこうかなと思っています。
実は初めてのブログの内容はこれにするってのは決めてありました。
特に大した理由ではないんですけど、ブログを開設しようかなぁと思ったタイミングで見ていた作品がこれだからです。
新海誠の作品はいくつかありますが、今回は長編アニメ映画に絞って
⑦天気の子
の感想を順に書いていけたらなぁと。
ちなみに自分は『君の名は。』を見るまで、新海作品を見たことがありませんでした。
『君の名は。』を映画館で見てハマり、『天気の子』が上映するタイミングでそれ以前の作品を全て視聴して、そのままの勢いで上映開始日に『天気の子』を見る、という流れで作品を追いました。
ということで感想に。
時間も文章力もないので、今回は概要などは省いて本当に簡単な感想だけを書いていきます。
※ネタバレ含むので注意してください。
30分ほどの作品。
感想を一言で言うなら「悲しい物語だなぁ」という感じ。
距離が離れていくことで時間もずれていく二人の様を見るのは悲しかった。
距離が離れて会わないことで共通の時間がとれず、精神的な意味で時間がずれていく作品はよく見るけど、距離が離れることで物理的にも時間がずれていく作品は中々見ないなぁと。自分が知らないだけかもだけど。
終わり方もまた切ない。
「ここにいるよ」の一言で終わるのはずるい。
2作目となったこちらはがっつり1時間半ほどのお話。
これもまた切ない物語。
この辺りで「1作目と同じでSFか、冷静に考えると『君の名は。』もタイムリープというSFモノ扱ってるし、新海誠ってSFジャンルよく作る人なんだ」と気づいた。
『ほしのこえ』もそうだけど、結構設定練ってあって油断すると全くお話についていけなくなる。特に2作目であるこの作品はそういう部分が顕著だったともとれるとか思ってみたり。
ストーリー以外のことを話すならば、ヒロインである佐由理がとても可愛い。
だからこそ最後に目覚めたシーンはとても嬉しかった。でも嬉しくなったあとに冒頭のシーンで佐由理がいなかったことを思い出して、作品内では描かれなかったこれからを想像して悲しくなってしまった…
少しの時間でもいいから彼女たちは幸せに暮らしてくれたのだろうか。
この作品自体は『君の名は。』の前から知っていたけど、見るのは初めて。
感想としては、よく言われるほど切ない結末ではないという印象。
勿論、切なさもあるんだけど、それ以上に、前に進むという二人の意思を感じる終わり方だと自分は感じた。
あとこの作品を電車という乗り物に対して、今までにない感情を抱かせてくれる。人間ではどうしようもない時間や距離、それによるすれ違いが電車によって描写されている。『君の名は。』のときもそうだけど、電車は新海作品ではそういった人間に対する障害として存在しているのかな。
そしてこの作品を語る上で外せないと思っているのが、山崎まさよしの『One more time, One more chance』。この歌を劇中歌に話が進むシーンはずっと感動してた。
ちなみに明里も可愛い。桜花抄の駅でのシーンの明里が本当に可愛い。
勿論、花苗も可愛いです。
冒頭からラストまで、何なら終わった後もずっと思っていたことが「ジブリっぽい!」何がと言われると説明しにくいけど、キャラデザであったり世界観であったりがとてもジブリっぽい。この感想を抱いたのが自分だけではないと信じたい。
果てしない距離での、別世界での、日常でのと原因に違いはあれど、今までの作品はすれ違いや別れをテーマにしている印象だけど、今回の作品はすれ違いや別れじゃなくて、別れをさらに先の死というものに重きを置いているように思った。
登場人物の話をするなら、先生のキャラが好き。出来れば地上に帰って欲しかったけど、見てる感じ地下に残ったんだよね?出来れば理由は聞きたかった。
正直な話、見る前は新海作品の中で一番興味がなかったんだけど、見終わった後はとても満足した気持ちになれた。特に主題歌である『Hello Goodbye, Hello』がとても自分に刺さった。本当に良い歌。是非、皆聞いて欲しい。
『秒速5センチメートル』ほどでもないけど、こちらも事前に知っていた作品であり、さっきの話と全く同じで、聞いていたより切ない話ではなく、登場人物がしっかり最後には前を向いている作品だなと思った。もしかしたら自分の中で切ないのハードルを上げ過ぎていたのかもしれない。
この辺りから今の作画に近づいた印象。そして今までも綺麗だったけど、背景がより綺麗に。
またアニメオタクである自分としては、聞いたことのある声優が出演していることも楽しく見られた。これ以降の作品を見るに積極的な有名声優の活用をこの辺から考え始めたのかもしれないなと考えてみたり。
あ、『Rain』好きです。
自分を新海作品の虜へと引きずりこんだ作品でもあり、一番好きな新海作品でもある。
他の作品も好きだから迷うんだけど、強いて選ぶならやっぱりこの作品。ストーリーやキャラの魅力、音楽、描写に対する純粋な評価もあるけど、自分がハッピーエンドの方が好きだから、最後にしっかり主人公とヒロインが出会う方が評価が高くなりがちというのもある。
何度この映画を見ている最中に鳥肌がたったことやら。夢灯篭のシーン、瀧が糸守の真相を知るシーンなどなど言い始めたらキリがない。ただやっぱり「実は2年前の三葉と入れ替わってた」と判明したシーンのインパクトは凄かった。
好きなシーンは多すぎるからマニアックな好きなシーンを1つ挙げると、序盤の入れ替わりでは寝起きにブラをしてなかった三葉が途中の入れ替わりではブラをしてたこと。
細かい描写に感動したと同時にそれに気づく自分が気持ち悪くて自己嫌悪。
あと他のSFが混じる作品と比べたら、とっつきやすさはこの作品が一番かも。それが興行収入にも影響してるのかな。
天気の子
事前に監督が「賛否両論あるかもしれない」と言ってたので、「今回は主人公とヒロインが出会わず終わるかもしれない」とちょっとビビり見ながらみたら「そういう意味での賛否両論か」となった作品。個人的には全然ありな終わり方でした。ただ主人公含め登場人物の多くが手放しに評価出来る人間性ではないかなと思った。まぁ人間らしさではあるので、そこまで気にはしていない。さっき書いた通り、先生が好きなくらいなので。
『君の名は。』のときも思ったけど、空を描くと本当に映える作画だと思う。見ていて感動する。プラス音楽で相乗効果が生まれているのも良い。
個人的には陽菜が本当は年下だと分かって、今までは年上を頑張って演じてたと分かったところで本当にぐっと来た。だって可愛すぎじゃん。
それはそうとこの世界の日本、隕石と言い大雨と言い大丈夫か不安になる
ということで感想終わりです。
舞台は違えど、男女一組の恋愛事情を別れやすれ違いなどを交えながら話を進めていくってのがどのお話にも共通してるみたいですね。ただその中でもどんどん話が大衆向けになってきたように感じ取れます。SF要素がわかりやすいものになっていたり、最後にはヒロインとちゃんと出会うようになったりと。昔のも面白いんですけど、やはりより多くの人に見て貰うためにはこういうのも重要になるんでしょうね。
気の早い話ですが、そういうところも含めて次作がどうなるのか楽しみです。
もっとしっかり感想や考察したかったんですけどね。最初にも言いましたが、時間と能力が…
それ以外にもヒロインランキングとか本当は作りたかったんですけど、優劣つけられないぐらい全員可愛いので諦めます。